皇冠足球比分

图片

ページの本文です。

平成26年度卒業式告辞

2015年3月23日更新

2015年オープンキャンパス(理学部) 7月18日 学長挨拶

卒業される皆様、ご卒業おめでとうございます。ご家族、ご関係の皆様に謹んでお祝い申し上げます。
 また、ご臨席いただいております本学経営協議会委員、学外理事、監事の皆様、卒業生の会桜蔭会の会長、役員、名誉学友の皆様をはじめ、ご来賓の皆様に心からお礼申し上げます。

 今日ご卒業の皆様の入学式は、4年前、2011年3月の東日本大震災の直後に行われました。この年、多くの大学で入学式が取り止めになり、余震も予想される状況ではありましたが、考えられる限りの対策を講じながら学内の者だけで簡素に入学式を行いました。その時のことを思い起こしますと、ご家族や多くのご来賓にもお出でいただき、このように晴れやかに卒業式ができますことは、有難く幸せに思います。
 その後、大学として被災地への支援を続けてきましたが、あの大震災を通して私たちは多くのことを学びました。自然の力の猛威に晒されて、日常生活がいかに脆く危ういものであるか、昨日が今日に続き、さらに明日へと続いてゆくことや、一日一日を生きていることがどれほど貴く、いかに大切であるかも改めて認識させられました。  そしてさらに、科学の発展と技術の進歩は、私たちの生活を豊かで便利なものとするという輝かしい光の面と同時に、影を伴うことも痛感させられました。
 近代の科学は、人間が自然と対峙し、それを制御しようと試み、あるいは自然に代わる手段を人の手で開発することによって著しい発展を成し遂げてきました。この発展をとどまらせるのではなく、さらに持続させることは私たちの使命でもあります。ですが、同時に私たちは技術の進歩が光とともに、影を伴うことを意識しておくことが大切です。
 次のようにいわれることがあります。

「技術は単に手段であって、それ自体は善でも悪でもない。重要なのは、人間が技術から何を創り出すのか、何の目的で人間は技術を用いるのか、…である。技術に支配されるのではなく、技術を支配