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2025年9月22日更新
本学基幹研究院自然科学系(理学部数学科)の下川航也教授が率いる研究チームの研究課題「分子がつくる構造の予測と制御のためのトポロジー理論構築」が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の2025年度 戦略的創造研究推進事業(CREST)に採択されました。
今回採択された研究領域は、「予測?制御のための数理科学的基盤の創出」であり、同領域は社会課題に関わるリアルタイムデータやビッグデータ等に対して、数学?数理科学と他分野との融合により先進的な数理解析?評価手法を開発し、その解析?評価結果を基にした予測?制御のための新たな基礎学理の創出と、実課題に適用するための基盤技術の確立を目指します。
戦略目標:新たな社会?産業の基盤となる予測?制御の科学
研究領域:予測?制御のための数理科学的基盤の創出
下川 航也(基幹研究院自然科学系 教授)
【研究課題】分子がつくる構造の予測と制御のためのトポロジー理論構築
研究概要:結び目理論と 3 次元多様体論を基盤に、環状高分子や自己組織化構造の絡み合いを幾何的に解析し、過渡的?永続的な絡み合いに起因する分子の構造の予測と制御を目指す。数学?計算科学?分子創成?計測評価の各分野の専門家が連携し、分子がつくる構造の予測と制御のためのトポロジー理論を構築する。
研究期間:2025年10月~2031年3月(5.5年間)